三菱重工業の完全子会社、三菱重工機械システム(神戸市)は28日、新聞印刷用のオフセット輪転機の製造終了を決めたと発表した。アフターサービスも最長で2036年3月までに終了し新聞輪転機事業から撤退する。新聞の販売減少による輪転機の需要減に加え、事業に携わる人材の高齢化や部品調達難により継続が困難と判断した。
新聞輪転機の製造は現在注文を受けている顧客との契約分の納入をもって終え、新規の注文や見積もりは受け付けない。36年3月以降のアフターサービスについては今後検討するとしている。
同社は東京機械製作所と並ぶ新聞輪転機の国内大手で1966年以降、国内外の新聞社に延べ670台超の輪転機を納入してきた実績がある。
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