一関信用金庫(岩手県一関市)は28日、一関工業高等専門学校(同)発のスタートアップ2社と地域の課題解決に関する連携協定を結んだ。同時にビジネスパートナー紹介契約も締結し、地域の企業に解決策を提供する。
一関信金の菅原一由理事長は「機械やお金の導入だけでは解決できない課題に若い力を借りる」と狙いを語った。
新興2社はNext IWATE(ネクストイワテ、一関市)とCreo creators(クレオクリエイターズ、同)。両社はパートナー関係にあり、前者は一関高専専攻科2年の上野裕太郎氏、後者は同科を4月に卒業した菊地佑太氏が代表を務める。
一関信金が課題を抱える顧客企業をネクストイワテに紹介、同社は課題抽出や解決策提示といったコンサルティング業務を担う。映像制作に強いクレオクリエイターズはSNS(交流サイト)用素材を提供するなど実務面を担当する。
一関市では一関信金が紹介したお年寄りの自宅を一関高専生が訪ねてスマホの使い方を教えるといった活動を2023年から始めている。
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