家具・日用品販売大手のニトリホールディングス(HD)は28日、中国での出店数100店舗を達成したと発表した。同社は2007年に海外初出店。24年3月末時点で179店を海外で展開する。23年度にはタイ、香港、韓国、ベトナムに初出店し、今年4月にフィリピンに進出するなど、海外展開を加速している。
28日は中国の広州市、南京市、重慶市で計4店舗をオープンした。100店舗目となった重慶市の店舗では記念式典を開催。ニトリ関係者のほか、在重慶日本国総領事館の総領事らが出席し、オープンを祝った。
式典に出席したニトリHDの武田政則副社長は「ニトリは長期ビジョンとして32年に全世界で4000店舗を目指している。中国大陸での100店舗は一つの通過点で、さらなる事業拡大に向けた飛躍の第一歩だ」とあいさつした。
100店舗目となった重慶市の店舗は、家具と日用品などを中心に約5000点を販売する。同社によると、中国のニトリには年間約3200万人が来店し、20~40代を中心に幅広い世代から支持を集める。特に日本製の軽量食器やリクライニングソファなどが人気だという。【加藤結花】
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