JR北海道の綿貫泰之社長は「単に上げるだけでなく利便性向上にも取り組んでいきたい」と述べた(28日、札幌市)

JR北海道は28日、国土交通省に運賃改定の認可を申請した。2025年4月に実施を予定する。旅客運輸収入全体で7.6%(消費税込み)の引き上げとなり、年間37億円の増収を見込む。普通旅客運賃は平均で6.6%上げる。定期旅客運賃については普通運賃増分を反映したうえで割引率を縮小し、全体で平均18.9%増となる。

初乗り運賃は現行から10円高い210円になる。札幌―新千歳空港間は1150円から1230円に上がる。特急列車に乗る際の特急料金や座席指定料金は据え置く。車両の更新・修繕といった安全投資やアクセス向上、駅のバリアフリー化などに充てるほか、人材確保に向けた待遇改善も検討する。

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