アダストリアが28日発表した2024年3〜5月期連結決算は純利益が前年同期比1%減の44億円だった。景気減速の影響で米国事業の卸売りが不調だった。主力ブランドの「グローバルワーク」などの販売は好調だったが、電子商取引(EC)専業のバズウィットの苦戦も響いた。
売上高は8%増の740億円だった。アダストリア単体は好調で、グローバルワークはシルエットや機能性にこだわった商品などが伸びた。
営業利益は4%減の60億円だった。米事業などの低迷に加え、グループの外食中堅ゼットンでの新規出店投資がかさんだことも響いた。
25年2月期通期の業績見通しは据え置いた。売上高は前期比5%増の2900億円、純利益は6%減の127億円を見込む。
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