女性向けの商品に特化した(18日、東京都渋谷区の「H&M 原宿店」)

スウェーデンのアパレル大手、ヘネス・アンド・マウリッツ(H&M)は18日、東京・原宿に「H&M 原宿店」を開いた。2022年には日本で2号店だった原宿店を閉店しており、原宿には2年ぶりの出店となる。大型スクリーンやテラスなども備え、女性向け商品に特化している。ファッション感度の高い原宿への再出店でブランド力を高める。

新店はJR原宿駅前の商業施設「WITH HARAJUKU」に新コンセプト店として出店した。同社として日本で初めて女性向けの商品に特化した。1〜2階、中1階の3フロアの売り場面積は700平方メートル。入り口にある展示スペースの1階には高さ5メートルの大型発光ダイオード(LED)スクリーンを設置し、最新のコレクション動画を配信する。

2階にはテラスを設け、ファッション関連の書籍も置く。このほか同社として日本初のセルフレジも3台設置した。高級感をイメージした内装で、商品数は同規模の店舗に比べ8割程度に抑えた。

H&Mジャパンのアネタ・ポクシンスカ社長は「質の高いショッピング体験ができる最新の店舗で、価格以上の価値を提供できる店舗を目指す」と話した。

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