ポロンちゃんをIPとして活用する

玩具の製造・販売を手がけるローヤル(東京・台東)は、おきあがりこぼし人形の「ポロンちゃん」を知的財産(IP)として活用すると発表した。埼玉県草加市の工場が後継者不足で廃業となり、人形の製造ができなくなっていた。様々な企業や商品とコラボし、キャラクターの認知度を高める。

コラボ先の企業からライセンス料を得る。おきあがりこぼし人形としての販売は終了する。

ポロンちゃんは1960年に誕生した。傾けると鈴のような音が鳴るのが特徴で、子育て世帯から長年親しまれてきた。ドラえもん誕生のヒントになった玩具としても知られ、漫画や映画にも登場している。

工場は廃業したが、ポロンちゃんを別の形で残せないかと検討していた。2021年にポロンちゃんが入ったカプセルトイがヒットしたこともあり、人形に限らず、キャラクターとして親しんでもらえる可能性があると考え、IP化を決めた。

8日から31日まで町田マルイ(東京都町田市)で開かれる期間限定店では、スマートフォンケースなどの雑貨を展開する。既に複数の企業や商品から引き合いがあるという。

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