日本ガイシの薄型リチウムイオン電池「エナセラ」

日本ガイシは2日、薄型の発光ダイオード(LED)ディスプレーを手掛ける台湾のスタートアップ企業、パネルセミに出資したと発表した。出資額は非公表。日本ガイシはパネルセミと共同で、超小型のリチウムイオン電池「エナセラ」を活用した製品を開発を進めている。出資で協力関係を深める。

日本ガイシは2031年3月期までにデジタル関連などの新事業分野で売上高1000億円を目指し、国内外のスタートアップとの提携を進めている。24年3月期にはシンガポールのバイオ関連企業に約10億円を出資した。

パネルセミの資本金は5億5000万台湾ドル(約27億円)。同社は日本ガイシ以外からも出資を受けている。調達資金はディスプレーなどの研究開発に充てる方針。

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