21日に発売する「牡蠣の釜飯」(18日、秋田県大仙市)

岩手県宮古市と秋田県大仙市の事業者らが連携し、21日に地域の特産を使った釜飯を発売する。三陸の宮古市産の牡蠣(かき)、大仙市産のあきたこまちを素材に「牡蠣の釜飯」を開発した。両市が友好交流都市協定を結んで5年目を迎えたのを機に企画した。

2011年の東日本大震災から三陸の復興を目指すかけあしの会(宮古市)、食品製造・加工の三吉フーズ(大仙市)、大仙市観光物産協会が共同で商品を企画した。参考小売価格は950円で、両市の道の駅や土産店、ネット通販などで販売する。

試食して報道陣の質問に答える老松市長(大仙市役所)

18日、発売を前に大仙市の老松博行市長らに報告し、試食会が開かれた。老松市長は「香りがよく、味わいも濃厚。バランスよく仕上がっている」と語った。

釜飯のコメの容量は茶わん1膳半ほどの120グラム。電子レンジで温めればご飯が炊けるよう、コメを蒸してから乾燥処理した。包装箱に入った専用のプラスチック容器でコメと具材を軽くかき混ぜ、500ワットで5分加熱して3分蒸らせば食べられる。

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