旅行大手エイチ・アイ・エス(HIS)は2日、インバウンド(訪日客)の増加に伴うオーバーツーリズム(観光公害)対策のため、地方創生事業を展開すると発表した。地域の新たな魅力を打ち出した旅行企画や体制づくりを支援することで、主要観光地の混雑緩和につなげたい考えだ。

同日、地方創生に特化した事業を手掛ける「さとゆめ」(東京都千代田区)と資本業務提携したと発表。両社でチームをつくり、今後関心を持つ自治体を訪問し、新たな観光地づくりのための戦略策定から宿泊、飲食、体験などの商品化、実現までを支援する。HISは海外旅行事業のノウハウを生かして人材を派遣しながら、商品づくりや販売面で協力していく。

記者会見に出席したエイチ・アイ・エスの矢田素史社長(中央左)と、さとゆめの嶋田俊平CEO(中央右)=2日午前、東京都港区

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