現代自動車はヒルトングランドバケーションズと協業する(左が現代自動車のジョン・ユソク副社長、2日、東京都港区)

韓国の現代自動車は2日、ハワイなどでリゾート事業を手がけるヒルトングランドバケーションズとの協業を都内で発表した。ハワイで日本人観光客向けにカーシェアを提供し、日本でのブランド認知拡大を目指す。

現代自動車が観光業の企業と協業するのは初めて。「ヒルトン・ワイコロア・ビレッジ」で運用をはじめ、順次拡大する。車種は電気自動車(EV)の「アイオニック5」などで、一つのリゾート施設に10〜20台ほどを置く。リゾート地を訪れる日本人観光客にEVを利用してもらい、その後の購買などにつなげる狙いだ。

現代自動車の2024年の日本での販売台数は5月時点で317台と、中国の比亜迪(BYD)や米テスラの半分以下にとどまっている。現代自動車のジョン・ユソク副社長は「旅行を通じて日本の観光客にシームレスなEV体験をしてほしい。日本に戻ってからもその経験を継続させたい」と述べた。

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