岸田文雄首相は3日、新紙幣の発行を受け、「成長型の新たな経済ステージに移行しようとしている際に、日本の資本主義、女性の活躍、科学技術イノベーションを代表する人物を肖像とする、まさに時代にふさわしい紙幣だと思っている。新紙幣が国民の皆さんに親しまれ、日本の経済に元気を与えてくれることを期待したい」と述べた。視察先の日本銀行(東京都中央区)で記者団に語った。
新紙幣には「日本の資本主義の父」と称される実業家の渋沢栄一(1万円札)、津田塾大創始者の津田梅子(5000円札)、破傷風の治療法を確立した微生物学者の北里柴三郎(1000円札)の肖像がそれぞれ描かれた。【池田直】
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