NTTデータグループは3日、同社のルーマニア拠点で6月に不正アクセスがあったと発表した。ランサムウェア(身代金ウイルス)による攻撃かどうかを含め、経緯や情報漏洩(ろうえい)の有無などを調査中だが、日本国内の顧客に影響する可能性は「極めて低い」とみているという。

 同社によると、6月14日に「NTTデータルーマニア」の現在使用していないドメイン(インターネット上の住所)に不正アクセスがあった。このドメインではルーマニア拠点の事業情報のみを扱っているといい、同社は「現段階で日本国内のお客さまに影響を与える可能性は極めて低いと認識している」としている。(黒田健朗)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。