ワールドはEC販売や古着専門店などが好調だった

ワールドが3日発表した2024年3〜5月期の連結決算(国際会計基準)は純利益が40億円だった。同社は前期に決算期を3月から2月に変えており、23年4〜6月期との単純比較では21%増だった。電子商取引(EC)の売り上げが好調だったほか、高級ブランドを中心に古着を取り扱う専門店「ラグタグ」なども伸びた。

売上高にあたる売上収益は584億円、売上収益から売上原価と販管費を除いたコア営業利益は65億円だった。23年4〜6月期との比較ではそれぞれ9%増、17%増だった。自社ECの機能改善や会員向けの集客施策が奏功した。デジタル事業ではブランドバッグのサブスクリプション(定額課金)サービス「ラクサス」も好調だった。

25年2月期通期の業績見通しは据え置いた。売上収益は2300億円、純利益は85億円を見込む。決算期変更のため11カ月間の変則決算だった24年2月期は売上収益が2023億円、純利益は67億円だった。

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