河合健太郎社長はさらなるブランドの発展を誓った(4日、浜松市)

河合楽器製作所は4日、2月23日に76歳で亡くなった3代目社長の河合弘隆氏のお別れの会を浜松市内のホテルで開いた。ピアニストの渡辺健二氏らが献奏。弘隆氏が手掛けたピアノ「Shigeru Kawai(シゲルカワイ)」の音色が響くなか、600人強の参列者が別れを惜しんだ。

ピアニストの渡辺健二氏らが献奏した(4日、浜松市)

弘隆氏は創業者の河合小市氏の孫で海外の生産体制の構築や拡大を指揮した。現社長の河合健太郎氏は弘隆氏の娘婿にあたる。健太郎社長は「ブランドを守り抜きさらに発展させることを生涯の決意とし、強い覚悟を持って臨む」と誓った。

会場の一角には弘隆氏の功績を紹介するコーナーが設けられた(4日、浜松市)

交流が深かったはごろもフーズの後藤康雄会長ら経済人のほか、音楽家のYOSHIKIさんも参列した。会場には弘隆氏の功績を振り返る映像が流れ、海外訪問時や家族との思い出などが写真で紹介されており多くの参列者が見入っていた。

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