伊豆箱根鉄道(静岡県三島市)は運営する駿豆線の全13駅でクレジットカードのタッチ決済に対応すると発表した。2024年度中に三島―修善寺の各駅に専用改札機を1台ずつ設ける予定。乗車券を買う必要がなくなる。コスト負担から交通系ICカードに未対応の同路線で駅の窓口業務を減らし国内外の旅行者らの利便性を高める。

三井住友カードの公共交通向け決済プラットフォーム「stera transit(ステラ トランジット)」を使う。乗降時にタッチ決済対応のカードや設定済みのスマートフォンなどを改札機にかざすと運賃を支払える。Visa(ビザ)やJCBなどが使える。導入費用は非公表だが、交通系ICより少ないという。国土交通省の補助金も活用する。

電車やバスなど公共交通機関でのタッチ決済導入は全国で広がっており、静岡県内では遠州鉄道(浜松市)が導入を発表している。

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