自動車の量産に必要な「型式指定」の認証をめぐる不正について、トヨタ自動車は5日、発表済みの7車種に関わる案件以外の不正はなかったと発表した。同日、国土交通省に報告した。

 トヨタは過去10年の認証試験について調べ、歩行者を保護するための試験で虚偽のデータを用いていたり、衝突試験で車両を不正に加工したりしていたことが判明したと6月に公表。さらに調査を続けていた。

 報告をうけた国交省は5日、トヨタに対し、引き続き不正の原因と背景を調べて報告するよう指示。近く再度の立ち入り検査を行った上で、道路運送車両法にもとづく行政処分を検討する方針を示した。(大平要)

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