ホンダは、タイのアユタヤとプラチンブリにある2つの工場で自動車を生産していますが、2025年にプラチンブリの工場1か所に集約する計画を明らかにしました。

一方、アユタヤの工場では、部品の生産のみを続けるということです。

集約によって、タイでの生産能力は年間27万台が12万台に減り、およそ半分に引き下げられます。

ホンダは、タイで1992年から自動車の生産を始め、年間の生産台数は、
▽ピークだった2013年の27万台余りから、
▽2023年は14万台余りに落ち込んでいました。

理由について会社は、今後の販売の回復も見込めないためとしています。

タイは、日本車の販売シェアが8割近くありますが、中国のEVメーカー、BYDなどが相次いで参入し、日本車のシェアが奪われる形で競争が激しさを増しています。

日本メーカーでは、
▽スズキが2025年末までに、子会社の工場を閉鎖するほか、
▽SUBARUも、今後、現地での生産から撤退する方針で、
東南アジアの生産拠点となるタイでの戦略を見直す動きが相次いでいます。

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