シビ・ジョージ駐日インド大使㊧と静岡県の鈴木康友知事(9日、静岡県庁)

静岡県の鈴木康友知事は9日、現地のスタートアップとの連携や日系企業の進出強化に向け12月にインドを訪れると語った。スズキを中心に県内企業とインドの関わりは深く、経済効果を中小や新興まで広げる考えだ。「第二、第三のスズキ(の登場)を県も促したい」と語り、7月中に調整のため県幹部が訪問するとした。

知事選での当選を受けてシビ・ジョージ駐日大使が県庁へ来た際に明らかにした。ジョージ氏は「約1500社の日系企業がインドに出てきた。1万5000社も可能で目標にしたい」と話した。鈴木知事は政策である県内新興企業の育成に触れて「インドはIT(情報技術)なども強く、連携していきたい」と応えた。

ジョージ氏の知事訪問は4月の川勝平太前知事以来になる。自動車産業のみでなく半導体や製薬といった分野でも連携を確認したほか、インド人材と企業・教育機関とマッチングも求めた。

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