盛岡市で複合商業施設「monaka(モナカ)」が11日、開業した。開業式典で管理・運営会社モナカ(盛岡市)の大石仁雄社長は、盛岡が近江商人の流れをくむ町である点に触れ「(買い手、売り手、世間の)三方よしの精神で、にぎわいと活気あふれる施設にする」と決意を語った。
商店街側の出入り口には客の列が長く伸びた。アーケードの肴町商店街は一時、通り抜けが難しいほど人でごった返した。開業後はテナントの飲食や物販各店にレジ待ちの行列ができた。式典の前後では盛岡さんさ踊りの演舞が開業を盛り上げた。
開業日は東日本大震災の月命日に当たる11日を選んだ。立地する河南地区は江戸時代から続く商業の中心地。近隣には観光名所の岩手銀行赤レンガ館やわんこそばの老舗がある。モナカは地上4階、地下1階建て、延べ床面積1万5000平方メートルの施設内に常設テナント41店で開業した。
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