パシフィコ横浜(横浜市西区)やその周辺施設を、2500分の1サイズで精巧に再現したカプセルトイが人気だ。発売開始から1週間で、予想を大幅に上回る600個を販売した。今後は、横浜ランドマークタワーなどみなとみらい21地区の人気スポットにも対象を広げたい考えだ。【岡正勝】
施設を管理運営する横浜国際平和会議場(林琢己社長)が「ホテルの宿泊記念や横浜旅行の新たな土産に」と企画。依頼を受けたデザイン会社「NOSIGNER(ノザイナー)」(中区)が、商品開発やデザイン監修を手掛けた。
3月28日に発売されたのは「カプセル都市計画 パシフィコ横浜」シリーズ全6種。国立大ホールや会議センター、展示ホールなどの構成施設のほか、別会社が運営する「ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル」や「ザ・カハラ・ホテル&リゾート横浜」のカプセルトイもある。「企画参加の声を掛けたら快諾してくれた」(担当者)という。
「インターコンチネンタル ホテル」の最頂部にある女神像のモニュメント「みちびき」や窓の数など、細部まで正確に再現。国内外で100以上のデザイン賞受賞歴があるノザイナーの太刀川英輔代表が手がけた。各施設は接続可能で、全てつなげると10センチ×24センチの大きさになるという。着色や加工などカスタマイズもできるようになっている。
パシフィコ横浜の展示ホールA2階のカプセルトイマシンと、「オンラインくじストア」で購入できる。1個500円。オンライン販売が人気で、「訪れなくても買えるのも魅力」という。
担当の大村正英さんは「売れ行きにびっくりしています。今後は横浜ランドマークタワーやクイーンズスクエア横浜など観光客らが多く集まる施設の製作・販売を目指したい」と話す。
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