コジマは11日、2024年8月期の単独税引き利益が前期比19%増の34億円になる見通しだと発表した。5%増の30億円とする従来予想を4億円上方修正した。猛暑が続きエアコンの販売が好調だ。省エネ性能などが優れる高単価の上位機種の販売が、家電全般で伸びていることも利益を押し上げる。
売上高は微増の2679億円を見込む。従来予想(2%減の2638億円)から41億円引き上げた。テレビやパソコンなど巣ごもり需要の反動減で苦戦していた商品の販売が回復した。スマートフォンも好調な販売が続いている。
同日発表した23年9月〜24年5月期の単独決算は売上高が前年同期比1%減の1987億円、税引き利益が50%増の32億円だった。任天堂の「ニンテンドースイッチ」の減速などでゲーム類の販売が落ち込んだものの、電子商取引(EC)事業で自社サイトの販売が2割増えたことが寄与した。
「日経電子版 投資・財務・会計」のX(旧Twitter)アカウントをチェック鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。