ビックカメラ池袋セレクトは15日で閉店し、ソフマップとして改装開店する(12日、東京都豊島区)

ビックカメラは16日、東京・池袋駅前にスマートフォンなど中古品の買い取り・販売店を出すと発表した。傘下の「ソフマップ」ブランドで8月8日に開業する。2025年夏以降、西武池袋本店(東京・豊島)改修地にヨドバシホールディングス(HD)が家電店を出す予定だ。ビックカメラはヨドバシHDが手薄な中古品の専門店を近隣に出して対抗する。

15日に閉店したデジタル機器店「池袋セレクト」の跡地に出す。売り場は2階分で、店舗面積は約700平方メートル。スマホのほかパソコンやカメラ、ゲーム機・ソフトなど幅広いデジタル機器を扱う。「ビックカメラアウトレット×ソフマップ池袋東口店」の営業を7月28日に終了し、一部従業員は新店に移る。

ヨドバシHDは23年、セブン&アイ・ホールディングス傘下(当時)のそごう・西武の一部不動産を買収した。6月には美容品に特化した新型店を西武池袋線の改札前に出店したほか、25年夏以降には現在の西武池袋本店の半分ほどを活用して家電店のヨドバシカメラを出す。

池袋にはビックカメラのほかヤマダHDも複数店舗を展開する。ヨドバシの池袋進出で競争が激しくなっている。

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