マツダが防府工場(山口県防府市)で生産している小型車「マツダ2」

マツダは16日、認証試験の不正で生産を見合わせていた2車種について、18日から順次生産を再開すると明らかにした。小型車「マツダ2」は18日、スポーツ車「ロードスターRF」は22日にそれぞれ再開する。2車種の国内向けの月間生産台数は約1700台。5月時点で3500件の注文を受けていた。

2車種は車の量産に必要な認証「型式指定」で不正が判明した。5月30日に出荷を止め、6月6日には生産を止めた。国土交通省の調査で国の性能基準を満たすことが確認でき、7月1日からは完成済みの車両の出荷を再開していた。

国内車メーカーの認証不正をめぐってはトヨタ自動車の小型多目的スポーツ車(SUV)「ヤリスクロス」など現行3車種の生産停止が続いている。3車種の生産台数は月間1万1000台程度で、現時点では再開のめどが立っていない。

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