渋谷工業は16日、主力製品の飲料充填機械などを手がけるプラント部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向け、プロジェクトを立ち上げたと発表した。受注、設計、製作、メンテナンスなど業務プロセスを見直し、部門間の連携を促進する。生産予測の精度や情報伝達のスピードを高め、生産性向上につなげる。

受注から生産、メンテナンスまで各部門の情報共有を進める(石川県能美市にある生産拠点)

同日付で「一気通貫ものづくりDX」プロジェクトを発足させた。26年6月までに約3億円を投じ、社内でのシステム開発や外部システムの導入を進める。各工程で発生する情報を他部門にも伝達し、状況の変化に応じて機敏に対応する。

同社はペットボトルなどに飲料を充塡するボトリング機械を生産し、大手清涼飲料メーカーに納入している。今回のDXプロジェクトはまずプラント部門を対象に進めた後、他部門やグループ各社にも展開するという。

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