蓄電池事業を手掛けるパワーエックス(東京・港)は17日、大規模集合住宅に電気自動車(EV)向けの急速充電器を設置する事業を始めたと発表した。マンションの共用部に置き、住民だけが利用できるようにする。1台1台の駐車スペースに充電器を設置することが構造的に難しい機械式駐車場がある高級マンションへの設置を見込む。
まず、森ビルの「六本木ヒルズレジデンス」(東京・港)にパワーエックスが費用を負担して設置した。最大出力は150キロワット。10分間に航続距離で最大150キロメートル分の充電が可能だ。住民は配布されたQRコードを読み取り利用できる。機械式駐車場から車を出した後、荷物を運び入れる間などの利用を見込む。
EV普及に向けマンションにもEV充電器の設置が進んでいる。住友不動産は1日、2026年以降に分譲する新築マンションにEV充電器を標準設置すると発表した。
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