「マイシグナル・チェック」でDNAのダメージの度合いを確認できる

名古屋大学発スタートアップのCraif(クライフ、東京・文京)は17日、がんにつながるDNAの損傷程度を検査するキットを発売した。DNAの損傷時に発生する物質「8-OHdG」を尿中から測定する。DNAへの損傷程度を把握することにより、がん予防に生かす。

製品名は「マイシグナル・チェック」で価格は1万9800円。食事や睡眠不足、ストレスなどの生活習慣が悪化すると、DNAが損傷する。異常な細胞が発生し、がん化につながる。

大宮シティクリニックの中川良理事は「生活習慣を改善すると、がんリスクを4割下げられる」と説明する。

自宅で尿を採取し、容器に入れて郵送すると結果が届く。検査前の食事制限などはなく、手軽に検査できる。生活習慣に関するアンケートの回答をもとに、気をつけるべき生活習慣を知らせる。

クライフは特定のがんリスクを検査できる製品や、遺伝的にどのがんが発生しやすいか調べる検査キットを販売している。

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