D-REDは民間企業との共同研究を進める(19日、札幌市)

北海道大学のデータ駆動型融合研究創発拠点(D-RED)が19日、開所した。同拠点は様々な研究分野と、人工知能(AI)や多様なデータを組み合わせる研究や、成果の社会実装を推進する。東日本高速道路(NEXCO東日本)やニトリホールディングス(HD)も入居する。同拠点は2022年に設立し、建物は24年3月に完成した。

同日の開所式で、北大の宝金清博学長は「スタートアップの拠点にもなる。北海道には様々な良いニュースがあり、この波に乗って進んで欲しい」と述べた。D-RED拠点長の長谷山美紀副学長も「先端研究に加えて課題解決に向けた社会実装を目指す」と語った。

開所式にはNEXCO東日本の千田洋一関東支社長(左から2人目)やニトリパブリックの荒井功社長(右から2人目)も出席した(19日、札幌市)

同拠点は先端研究や企業との共同研究を進める3部門のほかに寄付研究部門として、ニトリHDによる「ニトリみらい社会デザイン講座」を設けている。NEXCO東日本も高速道路の管理で北大と協力している。

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