石川県は18日、阪急交通社と連携して能登半島の観光地を巡るツアーを実施すると発表した。能登空港(石川県輪島市)を出発後、貸し切りバスで観光客の受け入れ体制が整った施設を巡る。9〜11月に26本のツアーを設定し、合計で800人の利用を見込む。能登半島地震で被災した観光事業者のなりわい再建につなげる。
ツアーは7月24日から販売を始め、1泊2日で料金は3万9900円。旅行代金の一部を被災地へ寄付する。観光客の受け入れを要望している「青の洞窟」(珠洲市)や「能登ワイン」(穴水町)などを組み込む。能登の宿泊施設は復旧作業者などが使っていることから、宿泊地は金沢市内とする。
18日の記者会見で石川県の馳浩知事は「(能登の観光は)再開できるところから段階的に支援していくのが妥当」と話した。阪急交通社は「震災前から能登でツアーを実施しており、地元事業者との関係は深い。早期復興へ貢献したい」としている。
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