エネコートテクノロジーズは曲がる次世代太陽電池を開発

国内のスタートアップが7月12〜18日までに発表した主な資金調達をまとめました。各社の資金調達に関する記事やこれまでの関連記事を取り上げます。

GOKKO 11億円

ショートドラマを制作するGOKKO(東京・豊島)はベンチャーキャピタル(VC)のジャフコグループや日本テレビ放送網などから第三者割当増資で約11億円を調達したと発表しました。年内にも東京都内に自社専用のスタジオを開設し、長編ドラマの制作を増やすほか人気の漫画やアニメの実写化も進めます。

GOKKOが11億円調達、年内に新スタジオ ドラマ制作

エレベーションスペース 14億円

東北大学発の宇宙スタートアップ、ElevationSpace(エレベーションスペース、仙台市)は14億円超を調達したと発表しました。VCのBeyond Next Venturesなど9社を引受先とする第三者割当増資と融資が含まれます。人工衛星のエンジンの開発に当たるエンジニアを倍増します。

東北大学発の宇宙新興、14億円超調達 エンジニア倍増へ

シマント 2億円

物流プラットフォームを手掛けるシマント(東京・中央)はベンチャーラボインベストメントなどを引受先とする第三者割当増資で約2億円を調達したと発表しました。製品開発を強化するほか、エンジニアや販売など人材採用も増やしています。

スーパーワーム 1億円

昆虫由来のタンパク質やバイオ燃料を開発するスーパーワーム(宮崎県西都市)はVCのパートナーズファンドなどから第三者割当増資で約1億円を調達したと発表しました。畜産飼料の原料となる昆虫の量産に乗り出すほか、研究職や営業職で採用を進めています。

豚の飼料用スーパーワーム量産 宮崎発新興、穀物を代替

イメディオ 3億5000万円

商談支援のimmedio(イメディオ、東京・港)はVCのDNXベンチャーズやSansanなどから3億5000万円を第三者割当増資で調達したと発表しました。ホームページ上などで見込み客から連絡があったとき、自動で商談を設定できるサービスを手掛けており、新機能の開発などに資金を投じます。

ミライのゲンバ 1億7000万円

製造現場に特化した人工知能(AI)電子帳票システムを手がけるミライのゲンバ(東京・港)はVCのDNXベンチャーズやANRIなど7社から第三者割当増資で約1億7000万円を調達したと発表しました。製品の開発や採用の強化をしていきます。

ロックス 3億円

IT(情報技術)を活用して人事業務を効率化する「HRテック」を手掛けるROXX(ロックス、東京・新宿)は国内の機関投資家を引受先とする第三者割当増資で3億円を調達したと発表しました。100人の社員を新規に採用し、1年後の社員数を現状より3割多い400人に引き上げます。

HRテックのROXX、3億円調達 現場ワーカーの転職支援

アバターイン 37億円

ANAホールディングス傘下のロボット開発スタートアップ、アバターイン(東京・中央)はソフトバンクなど6社から第三者割当増資で37億円を調達したと発表しました。ソフトバンクと組み、人手不足の業界向けにAIを搭載したロボットの接客サービスを提供していきます。

ソフトバンクなど、ANA傘下アバターインに37億円出資

エネコートテクノロジーズ 55億円

京都大学発スタートアップで曲がる太陽電池「ペロブスカイト型太陽電池」を開発するエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町)はトヨタ自動車傘下の投資ファンドなどから55億円を調達したと発表しました。2026年にも量産工場を稼働させます。

曲がる太陽電池、EV向け量産 京大発にトヨタ系など出資

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