千葉の新工場では乳酸菌飲料「ヤクルト1000」などを軸に生産し、27年春の稼働をめざす

ヤクルト本社は19日、新工場の建設を7月中に始めると発表した。千葉県佐倉市と千葉市にまたがる敷地に新棟をつくり、乳酸菌飲料「ヤクルト1000」や量販店向けの「Y1000」を主に生産する。資材の高騰や延べ床面積の拡大により、建設費は当初予定していた350億円から約5割増の515億円に増える。27年春の稼働をめざす。

企業向けの研究施設用地「ちばリサーチパーク」内に新工場を建設する。延べ床面積は当初の3万3800平方メートルから4万1100平方メートルに増床する。同社は「新型の生産機械や環境対応容器用の生産ラインの導入を見越している」と説明する。1日あたり260万本の生産本数は変わらないとした。

ヤクルトは「睡眠の質向上、ストレス緩和」をうたう機能性表示食品「1000」シリーズの販売好調が続く。2025年3月期では1日あたり360万本(前期比13%増)の販売をめざす。

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