この調査は、日本生産性本部が余暇活動に関する個人の意識などを把握するため、毎年実施していて、今回は、およそ3300人から回答を得ました。

この中で、仕事と余暇のどちらを重視するかを尋ねたところ
▽「仕事よりも余暇の中に生きがいを求める」が34.1%
▽「仕事は要領よくかたづけて、できるだけ余暇を楽しむ」が31.6%で、
仕事よりも余暇を重視する人の割合が合わせて65.7%と、今の調査方法となった2009年以降でもっとも高くなりました。

これに対し、
▽余暇よりも仕事を重視する人の割合は、合わせて11.5%にとどまり、
働き方の多様化や、ワークライフバランスの考え方が広がっていることがうかがえます。

また、余暇の過ごし方を尋ねたところ、
▽「国内観光旅行」と答えた人が48.7%となり、
去年5月に新型コロナが5類に移行したことを背景に、2年連続でトップとなりました。

余暇を重視する人の割合が増えていることについて、日本生産性本部の長田亮主任研究員は「コロナでテレワークが増えたことも影響していると考えられる。働くこと一辺倒ではなく、それ以外の時間を大切にしたいという気持ちが根付いてきているのではないか」と話しています。

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