RTXのレーダー「SPY-6」を搭載する米ミサイル駆逐艦ジャック・ルーカス(米国防総省提供)

三菱電機は24日、米航空防衛大手RTX(旧レイセオン・テクノロジーズ)と供給契約を結んだと発表した。米海軍の艦艇に搭載するレーダーの部品を納入する。受注額は非公表。三菱電機が米海軍に対し、防衛装備品を納入するのは初めて。

RTXは米海軍の艦艇に搭載するレーダー「SPY-6」を製造し、三菱電機は鎌倉製作所(神奈川県鎌倉市)で生産した部品をRTXに納める。SPY-6は今後10年間で米海軍が所有する65隻の艦艇に使用される。

日本政府は防衛関連の予算を拡充する方針を示し、三菱電機は防衛装備品の主要の製造拠点を増強している。同社は26年3月期に防衛・宇宙システム事業の売上高を24年3月期比54%増の4000億円に引き上げる計画だ。

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