発表会で紹介される「ブーストヌードル」=日本ハム提供

 ゲームをしながらでもラーメンを食べたい――。そんな日本ハムの開発担当者の発想から、片手でつかんで口を付けて食べるパウチに入ったラーメンが登場した。容器の中には短く切った麺のほか、チャーシューやメンマがゼリー状の濃厚魚介豚骨スープと絡み合った状態で入っている。

 商品名は「BOOST NOODLE(ブーストヌードル)」。120グラム入りで参考小売価格は660円。スープでふやけてしまわないよう、こんにゃくの麺を使用している。

 口を付ける部分は内径1・6センチの穴。パウチの中身が温かいとやけどする危険もあり、常温で食べるよう推奨されている。同社の担当者は「そのままで本格的な味わいのラーメンが堪能できます」とアピールする。

パウチに入った「ブーストヌードル」=日本ハム提供

 スマートフォンの普及もあり、片手で食べられる食品の需要は高まっている。同社は「究極のタイパ(タイムパフォーマンス、時間対効果)追求型ラーメン」と位置付け、コンピューターゲームの腕を競うeスポーツ向けの商品として開発した。

 7月27日から同社の公式通販サイトなどで販売を始める。【嶋田夕子】

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