日産自動車が25日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、営業利益が前年同期比99%減の9億9500万円だった。主力の米国で販売が減った上、北米などでディーラーに支払う販売奨励金がかさんだ。円安効果では補えなかった。純利益は73%減の285億円だった。
あわせて25年3月期の連結純利益が前期比30%減の3000億円になりそうだと発表した。従来予想（11%減の3800億円）より800億円下方修正した。営業利益は12%減の5000億円と1000億円下振れさせた。市場予想の平均（QUICKコンセンサス、微増の5712億円）を712億円下回り、一転営業減益となった。
決算発表直後、東京株式市場では日産自の株価が前日比9%安となる場面があった。
【関連記事】
- ・自動車セクター、逆風の先は 有力アナリストに聞く
- ・日産逆転敗訴、50億円課税確定 租税回避巡り最高裁判決
- ・日産、中国で初の工場閉鎖 販売減で生産能力1割減に
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
