長野県立大の安藤国威理事長と新理事長の佐藤慎次郎氏は25日に長野県庁で会見した

長野県は25日、元ソニー社長の安藤国威氏が長野県立大学の理事長を退き、テルモの佐藤慎次郎前社長(現顧問)が新理事長に就く予定だと発表した。テルモのグローバル展開を加速させた佐藤氏の経験を、グローバルな視野や起業家精神の育成を重視する同学で発揮してもらう。

10月1日就任予定。同日、長野県庁で阿部守一知事と佐藤氏、安藤氏がそろって記者会見した。佐藤氏は自身の経験を踏まえ、「米国に渡ったときのビジネススクールが人生の転機になった。多くの学生が県立大学で学び次のステージに向かう、人生の転機になるような場作りをできれば」と抱負を述べた。

県立大は長野県短期大学を改組し2018年4月に開学。現在はグローバルマネジメント学部と健康発達学部の2学部3学科で約1000人が学ぶ。

初代理事長である安藤氏は今後も顧問として県立大運営に関わる。設立当初からの第1期中期計画が23年度に終了したことを受け退任を決めたという。

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