ソニーグループは25日、ロボット犬「aibo」の価格を25%引き上げると発表した。現行価格から5万5000円引き上げ、27万2800円にする。2018年の発売以来、価格改定は初めて。原材料費や運送費などの原価上昇に対応する。8月1日午前11時注文分から改定する。
aiboはセンサー技術で周囲を把握し、人工知能(AI)で考えるロボット犬。呼びかけを待つだけでなく能動的に利用者に働きかける。ソニーG(当時ソニー)は1999年に初代AIBOを発売し、2006年に構造改革で生産を打ち切った。18年から再び現行のaiboの販売を始めた。同日、新色「aibo きなこ エディション」を8月8日に発売すると発表した。
ソニーの販売子会社、ソニーマーケティングも17日に国内向けのテレビやカメラなど98製品の出荷価格を平均で10%引き上げると発表した。大規模な価格改定は2023年2月以来となる。
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