農林水産省が25日発表した合板統計によると、住宅の壁、屋根などに使う国産針葉樹合板の6月末の在庫量は前月比4.7%増の19万6630立方メートルだった。増加は3カ月連続。
主用途の木造住宅の着工が振るわず荷動きが停滞する。主要な合板メーカーは生産を能力の8割程度に抑えているとみられ、生産量は前月比0.1%減った。ただ出荷も同1.0%少なく在庫が増えた。
市場関係者は「プレカット(事前加工)の受注も少なく、流通市場は冷え込んでいる。湿気が多い時期は劣化しやすいこともあり、買い控える流通関係者は多い」と話す。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。