各社員が興味のある部署のブースを回って業務内容を学んだ(25日、東京都千代田区)

出光興産は25日、各部署の業務内容を紹介する社員向けの展示会を本社で開いた。社員に自己研さんや社内での兼業を通じた自主的な異動を目指してもらう。脱炭素に向けて石油以外に事業分野が広がるなか、多くの部署を経験して柔軟な考え方ができる人材を養う。2日間で全社員の約2割に相当する1000人が参加する見込み。

「ジョブ・フェスティバル」と呼ぶイベントを開いた。2023年に初めて開催しており、今年は認知度を高めて参加人数を2倍に増やした。地方拠点からの参加希望者には交通費を全額支給した。

社内のほぼ全てにあたる46の部署がブースを設け、業務内容を説明した。脱炭素への対応で出光の事業領域は電気、合成燃料やアンモニアなどに広がっている。従業員が主体となる異動を促し、環境の変化に強い社員を育てる。イベントは25年以降も開く。

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