フランチャイズ(FC)展開などで業績の立て直しを急ぐ

フィットネスジムのトゥエンティーフォーセブンは25日、親会社のいなよしキャピタルパートナーズ(東京・品川)代表の稲吉正樹氏が代表権を持つ会長に就任したと発表した。稲吉氏はNOVAホールディングス(HD、東京・品川)の社長も務める。フランチャイズ(FC)展開などで実績のある稲吉氏を迎え、業績の立て直しを急ぐ。

同日、東京都内で臨時株主総会を開いて追加の取締役選任議案などを可決した。トゥエンティーフォーセブンは5月にTOB(株式公開買い付け)でいなよしキャピタルが子会社化していた。いなよしキャピタルは英会話教室などを展開するNOVAHDの親会社でもある。

トゥエンティーフォーセブンは駅前の店舗などでダイエット目的の個別トレーニングを提供するジム「24/7Workout」を展開している。新型コロナウイルス禍で客数が減少するなどして業績が悪化し、2023年11月期まで4期連続で最終赤字を計上。同社が12日発表した23年12月〜24年5月期の単独決算も3億7000万円の最終赤字だった。

NOVAHDは塾や英会話教室、飲食店などのFC展開に強みを持つ。トゥエンティーフォーセブンのブランドもFC展開するなどして、英会話教室といったNOVAHDの既存顧客の送客などで立て直しを目指す考えだ。

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