新たに完成したのは、千葉県市原市の五井火力発電所1号機で、発電事業者の「JERA」などが設備の老朽化を受けて、2021年から建て替え工事を行っていました。

26日報道陣に公開された設備はLNG=液化天然ガスを燃料とし、出力は78万キロワット、一般家庭およそ200万世帯分の電力を賄うことができるとしています。

また、最新鋭のタービンを導入することで発電効率を高めていて、建て替え前の設備と比べて、年間の二酸化炭素の排出量を16%削減できるということです。

発電所の運営会社によりますと、当初は来月末から運転を開始する予定でしたが、猛暑に伴いエアコンなどの電力需要が高まっていることを受けて、およそ1か月早い来月1日に稼働を早めることを決めたということです。

運営会社の佐藤正高社長は「運転開始を1か月早くしたことで安定供給に貢献できると思っている。電力を安全に安定して供給するとともに二酸化炭素などの温室効果ガスの削減にもつなげたい」と話しています。

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