アサヒビールは26日、4月に全国販売を始めた缶酎ハイ「GINON(ジノン)」の販売目標を引き上げたと発表した。同日までに200万ケース(1ケース250ミリリットル24本換算)を売り上げ、12月までの年間販売目標300万ケースの6割を超えた。販売好調を受けて、当初比3割増の400万ケースに上方修正した。
ジノンは、箱買いなどが多くお酒の消費量が他の年代に比べて多いとされる40〜50歳代の男性をターゲットにした商品。ジンを使った無糖かんきつの本格的な風味が消費者を捉え、高いリピート率につながっているという。レモンとグレープフルーツの2種類で、1缶350ミリリットルの希望小売価格は168円。
アサヒは缶酎ハイなどのRTD(レディー・トゥー・ドリンク)の成長を見据え、2023年に4つの缶酎ハイをテスト販売。発売8週間の評価期間のなかで、ジノンは1人あたりの販売本数やリピート率などの数値が他の3商品に比べて特に高く、全国販売につなげた。アサヒは今後、店頭でのサンプリングなどを通じて認知度の向上を図るという。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。