原材料高を受けて4年連続の値上げに踏み切る(都内の店舗)

吉野家は26日、主力商品の「牛丼」などを値上げすると発表した。牛丼や豚丼などの丼商品や定食などが対象で税別の本体価格を10〜72円引き上げる。値上げは4年連続。店内飲食の場合の牛丼並盛の税込み価格は468円から498円に上がる。原材料価格や物流費、人件費の上昇を受けて価格を見直す。

値上げは29日午後2時から。朝定食などの一部商品を除いて大半の商品が値上げとなる。店内飲食の場合の牛カルビ丼(並盛)の税込み価格は644円から674円にする。豚丼(並盛)も店内飲食の場合でこれまでより30円高い465円となる。同社は今回の値上げについて「原材料価格高騰や物流費、人件費の上昇が長期化していることを受け価格改定を決めた」としている。

牛丼チェーンではゼンショーホールディングス(HD)傘下のすき家や松屋フーズHDが導入している深夜料金については「現時点で導入予定はない」としている。

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