日本精工、ドイツ子会社を売却　需要減で採算悪化

日本精工はドイツ生産子会社のノイベック社を売却すると発表した。個人投資家ら3人に売却する。2024年度上半期までの完了を予定している。日本精工は売却による業績への影響は軽微だと説明する。同社は需要低迷やエネルギー価格の上昇で採算が悪化している欧州で構造改革を進めている。

日本精工は1990年にノイベック社を子会社化し、主に産業機械向けの軸受けを生産してきたが、既存事業との相乗効果が限定的として売却が検討されていた。足元では欧州での需要が落ち込んでいることに加え原材料やエネルギーの価格が高騰している。構造改革を進め収益改善を急ぐ。

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