七十七銀行は29日、配管点検・清掃ロボット開発のスタートアップのソラリス(東京・板橋)に投資したと発表した。傘下のベンチャーキャピタル、七十七キャピタル(仙台市)と組成した「2号ファンド」が3000万円を投じた。

ソラリスが開発する清掃ロボットは、狭い配管内を自立走行できる=同社提供

ソラリスは空気圧で動く「人工筋肉」を用いたロボットを手がける。ミミズの動きを再現しており、狭い配管内も自立走行できる。上下水道などの社会インフラや工場内配管の維持コスト低減に役立つという。

宮城県大衡村では、台湾の力晶積成電子製造(PSMC)とSBIホールディングスが半導体工場を建設する計画を持つ。半導体製造にはガスや化学薬品の配管設備が欠かせない。同県に本店がある七十七銀は関連需要の高まりも期待し、ソラリスへ投資した。

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