産業廃棄物処理のミダックホールディングス(HD)傘下のミダック(浜松市)は佐賀大学(佐賀市)と共同研究契約を締結した。微細藻類から抽出した抗酸化物質を医薬品として利用可能な純度に精製することを目指す。医療や健康分野の商品開発につなげたい考え。

25日に発表した。ミダックは焼却施設などで発生する排ガスから二酸化炭素(CO2)を分離・回収して、微細藻類の培養に活用する研究を続けてきた。微細藻類の研究が盛んな佐賀大と連携し、精製物質が糖尿病といった生活習慣病の予防にどの程度影響するかなどを検証する。

微細藻類は光合成によりCO2を吸収するため、脱炭素に寄与すると期待されているほか、食品や燃料などでも活用が見込まれる。

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