静岡県熱海市の総合リゾート企業ACAO SPA & RESORT(アカオ・スパ&リゾート)は29日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は63億円。熱海市内で庭園や海水浴場などリゾート施設の運営などを手掛けていたが採算悪化が続いていた。事業は当面継続し、再建に向けてスポンサーを探すという。

同社は1954年創業。熱海市内の老舗ホテル「ホテルニューアカオ」など2施設を運営していたが、2022年に米投資ファンドへ売却した。新型コロナウイルス禍で打撃を受け、有価証券報告書によれば21年12月期の売上高は9億6000万円、最終損益は32億円の赤字だった。

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