アサヒペンは30日、2023年4〜12月期の各四半期報告書の訂正報告書と24年3月期の有価証券報告書を関東財務局に提出したと発表した。同日までに決算短信も修正した。特別損失として約2億円を計上するなどし、24年3月期の連結純利益は従来発表より1億9100万円少ない3億8000万円とした。

子会社のアサヒロジストの経理担当だった元従業員が現金を私的流用していた不祥事を受け、24年3月期の有報提出を延期していた。アサヒペンは「再発防止策を速やかに実施し、内部統制の改善を図る」としている。

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