アイカ工業は30日、2025年3月期の連結純利益が前期比7%増の162億円になる見通しだと発表した。従来予想から7億円上方修正した。店舗やオフィスの内装材に使うメラミン不燃化粧板など利益率の高い商品が伸びる。コスト高の転嫁や原材料の見直しなどで採算が改善する。

売上高は6%増の2500億円と従来予想を据え置いた。国内の住宅向けは、顧客が形や柄を自由に組み合わせられる洗面化粧台の販売が伸長する。

同日発表した24年4〜6月期の連結決算は、売上高が前年同期比4%増の568億円、純利益が15%増の41億円と、ともに4〜6月期として過去最高となった。壁材の施工用接着材や自動車向け接着材などが好調だった。海外はインドネシアで産業用接着材やメラミン化粧板が売れた。

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