南海電鉄は訪日客の回復や運賃改定が収益引き上げに貢献した

南海電気鉄道が31日発表した2024年4〜6月期の連結決算は、純利益が前年同期比59%増の67億円だった。インバウンド(訪日外国人)の増加で運輸収入が回復したほか、23年10月に運賃を平均10%引き上げ、採算が改善した。

売上高に相当する営業収益は9%増の597億円、営業利益は45%増の98億円だった。鉄道・バスなどの運輸事業の旅客数は5%増の5639万人、旅客収入は21%増の153億円。訪日客の回復で、特に関西空港への路線が大幅に増えた。

運営するショッピングセンターの賃料収入が増加し、流通事業の営業利益は56%増だった。

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